ネットワークとは

　クローズドネットワークはプライベートネットワークとも呼ばれる、LANやWAN内でのネットワークです。
　LANとはローカルエリアネットワークのことで、特定のコンピュータ同士での接続形態を指します。またWANはワイドエリアネットワークのことで、LAN同士の接続形態のことを指します。
　LANは安定して利用できる距離が100m程度であり、狭い範囲での接続が主な利用場面ですが、WANは100～1000km程の広い距離での接続を可能とします。つまり、組織が複数の地域、国に分かれていてもWANを利用すればデータのやり取りを行うことが可能です。
　ただし、LAN内での接続は自分で構築することが可能で通信の際に料金も必要となりませんが、WAN内での接続は構築が容易ではない為、通信キャリアへ構築を依頼する必要があり、通信の際には料金が発生します。
　クローズドネットワークは組織内でのやりとりとなる為セキュリティをあまり意識する必要がありませんが、外部とのやり取りは行わないのでソフトウェアのアップデートが行えなかったり、サービスの利用が出来ない場合があるといったデメリットも存在します。

 
　インターネットはパブリックネットワークと呼ばれます。インターネットに接続している不特定多数のコンピュータと接続できるネットワークです。インターネットに接続するためには、回線事業者とプロバイダ両方との契約が必要となります。回線事業者はADSLや光ファイバーなどの回線を提供するサービスで、プロバイダは回線をインターネットに接続するためのサービスを提供する事業者となります。
　様々な人とのやり取りが可能な為に沢山の情報を入手することが出来ますが、悪意ある第三者からの攻撃を防ぐ為にウイルス対策ソフトの導入のが推奨されます。また、Webサイトの閲覧やファイルを開く際にも不正アクセスなどセキュリティ面に注意する必要があります。